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『くもりときどきミートボール』

2009(アメリカ)90分 アニメーション

監督:フィル・ロード&クリストファー・ミラー

(あらすじ)フリントは偉大な発明家になるべく日々研究に勤しんでいるが、出来上がるのは役に立たない物ばかりで町の人々には変人扱いされている。今度の発明は「水を食べ物に変えるマシーン」。起動には家の電力では足りず、発電所の電源とつないだ事で、マシーンは空へ飛んでいってしまった。町の式典も潰してしまい落ち込むフリント。ところが、その頭上にチーズバーガーが降ってくる。フリントは「食べ物を降らせるマシーン」の発明家として、一躍町のヒーローになる。

『レゴムービー』の監督コンビの出世作ということで鑑賞。

食べ物が空から降ってくるという荒唐無稽な筋なのだけど、話の運びは見事で、無駄のない完璧な脚本に驚いた。

食べ物が落ちてきても服は全く汚れないし、リアルな重量も感じないし、アイスで町が覆われても全然寒そうじゃない。だけど、ゼリーのプルンプルン感はリアル寄りに表現されているから、ゼリーで遊ぶのが楽しそうに見える。嘘の吐き方が大胆というか、リアリティラインの線の引き方が見事なので、前半は食べ物が降ってくることを「楽しそう!」と思って観ていられるし、後半はディザスター映画として怖がりながら観ることができた。

色んな映画のオマージュというかパロディだろうシーンも多くて、そこも面白かった。

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