『ブンミおじさんの森』
2010(イギリス/タイ/フランス/ドイツ/スペイン)114分
監督:アピチャッポン・ウィーラセタクン
(あらすじ)タイ東北部の村、腎臓の病で余命わずかのブンミは妻の妹・ジェンを自らの農園に呼ぶ。ある夜、ジェンが連れてきたトンと3人で食卓を囲んでいると、突然女性の幽霊が出現する。それは19年前に亡くなったブンミの妻・フエイだった。しばらくすると、今度は長年行方が分からなくなっていたブンミの息子・ブンソンが姿を変えて現れる。
とにかく不思議な話。見終わって意味もよくわかっていない。
ところどころすごく良い所というか、好きな所はあって、ブンソンの見た目とか、王女とナマズのくだりとか、ラストの幽体離脱みたいな所とか。だけど、全体として、なんとなく散漫な気もする。『光りの墓』の方が洗練されていて、より面白かったな。