top of page

『トータル・バラライカ・ショー』

1994(フィンランド)57分 ドキュメンタリー

監督:アキ・カウリスマキ

(あらすじ)レニングラード・カウボーイズとアレクサンドル・レッド・アーミー・コーラス・アンド・アンサンブルとの1993年12月23日ヘルシンキでのジョイント・ライブの模様を描いた作品。ロシア民謡から欧米ポップスまでを大真面目に歌い上げる。会場の野外ステージには約7万人の観衆が集まったという歴史的ライブ。

アレクサンドル・レッド・アーミー・コーラス・アンド・アンサンブルは、旧ソ連の退役軍人と民族舞踏団とで構成された総勢167名のグループである。ライブのオープニングで歌われた曲は、フィンランドの国民的作曲家シベリウスの「フィンランディア」で、これはロシアの圧政に苦しむフィンランドの独立を願う抵抗歌だという。

冒頭、調印式のようなシーン(ライブに関する何らかの契約のシーンと思われる)が入る。特に説明はなく意味不明なのだが、この何とも言えない可笑しみが、さすがカウリスマキ監督!といった感じ。その後、ライブシーンが始まり、楽曲の歴史的意味は後で調べるまでわからなかったが、1曲1曲がクライマックスのような盛り上がりで、演出もロシア風の民族衣装を着た人々の踊りなども入って、とにかく面白かった!

『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』がまた観たくなった。

Recent Posts
Archive
Search By Tags
まだタグはありません。
bottom of page