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『ペーパー・ムーン』

1973(アメリカ)103分 白黒

監督:ピーター・ボグダノヴィッチ

(あらすじ)舞台は1935年のアメリカ中西部。母親を亡くして独りぼっちになってしまった9歳の少女・アディは、たまたま葬式に訪れた母の友人・モーゼに、伯母の家まで送り届けてもらうことになった。モーゼは駅で切符を買ってアディを汽車に乗せようとするが、アディは大人顔負けの口達者で、モーゼは200ドルの借金を返すまでアディと行動を共にすることになる。実はモーゼは詐欺師であり、その窮地をアディが救ったことから、2人は道中、協力して金を稼いでいく。

小説が原作。モーゼ役のライアン・オニールとアディ役のテータム・オニールは実の親子。劇中では、親子かどうかはわからない(モーゼは最後まで否定している)。テータム・オニールって『がんばれ!ベアーズ』の子だとは。気付かず観ていた。観終わってから調べて、テニスのマッケンローと結婚していた時期があったと知り、面白かった。

最初はムカつくガキだなとイライラ観ていたけど、アディが詐欺を手伝い出すところから、面白くなった。全体的にも面白い良作なんだと思うけど、基本が詐欺(それも子供を使った)の話なので、あまり好みの話ではない。旅の途中で、モーゼが惚れたダンサーを罠にハメて2人を別れさせる下りは良かったな。そのダンサーとアディが草むらで話すシーンも良かった。

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