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『春のソナタ』

  • 2017年3月3日
  • 読了時間: 1分

1989(フランス)107分 

監督:エリック・ロメール

(あらすじ)高校で哲学を教えるジャンヌは、自分の部屋を従姉妹に貸して恋人のマチューの部屋で過ごしていたが、マチューが旅行でいない週末、どうしても部屋に帰る気がしない。そんな折り、偶然知り合ったピアノを習う学生ナターシャが自分の家へ誘ってくれる。ナターシャの「母が出て行った後、父が家に寄り付かないので、父の部屋はいつも空いている」という言葉に甘え、ジャンヌはナターシャの家に泊めてもらうことにする。

主人公のジャンヌがとても素敵で、私もナターシャと同じ気持ちになって憧れを抱いてしまったので、おとぎ話的な大団円を期待してしまったけれど、そう簡単にはいかなかった。そんなにスッキリした終わりではなくて観終わった直後はモヤモヤしたのだが、だんだん、あれでいいんだという気持ちになってきた。ロメール作品では『友だちの恋人』の主人公も好きなんだけど、感情と理性の間で苦闘する人というか、「基本は感情に流されずに自制的であろうと頑張るんだけど、時々わっと感情の方が勝ってしまってそれに自分で驚く」ような人物像に肩入れしてしまう気がする。

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