巨木を目当てに文京区を散歩
春の息吹を感じる今日この頃、不意に巨木を見たくなったので近場で手軽に見れそうなスポットを探してみたところ、23区内の巨樹1〜5位のうち2〜4位が文京区にあるとの情報を発見。
4位のイチョウは初夏の葉が生えている時期に見たいので今回はパス(ちなみに1位もイチョウ)、2位のクスノキと3位のスダジイを見に行ってきました。
(地図を見ると2位と3位の場所は歩いて30分ほどだったので、散歩も兼ねて)
まずは3位のスダジイ。
南北線の本駒込駅から歩いて3分ほどにある栄松院、その本堂左手にある墓地の最奥にありました。
本堂の角を曲がってお墓の奥に鎮座している様が目に入った瞬間は、ちょっとした戦慄を感じるくらいの厳かさがあった気がする。このスダジイのすぐ奥は小学校だったので子供の遊び声がけっこう聞こえてくるものの、木の前に立っている間は静かな心地でした。
右側から見たところ。
幹の半分以上は戦災によって焼けてしまったそうで、生き延びたのは後ろの方1/3ほど。
でも樹勢はいたって良好、葉もたくさん生い茂っているのでまだまだ長生きしそうです。
感心したのは、幹を2/3ほど失っているのに遠目から見た樹形は、幹がまっすぐ伸びているかのように綺麗だったこと。これが自然の摂理かと。
そして次は2位のクスノキですが、向かう途中に東京大学があることに気づき、せっかくなので構内を散歩することに。初めての東大。
さすがに歴史ある場所なだけあって、先ほどのスダジイにも見劣りしないほどの巨木がたくさん。こちらは安田講堂前で撮った1枚(恐らくクスノキ?)。
で、三四郎池でも記念に1枚(気分は完全にお上りさん)。
思いがけず寄り道してしまったものの、観光気分を味わえて大満足。
東大から10〜15分ほど歩いてお目当てのクスノキに到着。
場所は、最寄駅だと都営大江戸線の本郷三丁目駅が一番近い模様(徒歩5分くらい)。
これがまたスダジイと違って、マンションが立ち並ぶ中にドンと構えてる様が趣深い。
樹高もかなり高くて、もし周りに高い建物がなければ相当に目立ってたんじゃなかろうか。
幹の太さも間近で見るとかなりの迫力でした。
ちょっと離れて見るとこんな感じ。根元の車と比べるとその大きさがよく分かる。
今回の散歩で巨木熱が再燃したので、今年は東京近郊を中心にできるだけたくさん見て回りたい。あと改めて思ったけど、東京・神奈川近辺にそこそこ長く住んでいる割に、東京で行ったことない場所たくさんあるなと。