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『アントワーヌとコレット』

1962(フランス)30分 白黒

監督:フランソワ・トリュフォー

(あらすじ)アントワーヌ・ドワネルは17歳。かつて非行を重ねて少年鑑別所に送られたが、脱走、すぐに連れ戻されて精神科医の治療を受ける。やっと社会復帰に成功し、レコード会社に勤め始めた。 アントワーヌはある夜、クラシックのコンサートで同年代の美しい少女コレットに出会った。二人はすぐに親密になり、アントワーヌはコレットの一家が住むアパルトマンの向かい側の部屋に引っ越した。彼女の両親にはすぐに気に入られたアントワーヌだったが、コレットはそんな彼を仲の良い友達という程度にしか思ってくれなくて…。

国際オムニバス映画『二十歳の恋』のフランス篇として制作された短編。「アントワーヌ・ドワネルの冒険」ものの第二作目にあたり、前作『大人は判ってくれない』から3年後という設定。解説を読むまで、『大人は判ってくれない』の彼だとは気付かなかった。いきなり彼女の家の向かいに引っ越して、彼女の両親と親しくなるという展開は、とても面白かった。最後の何とも気まずい空気もせつないけれど滑稽で、この映画全体を表しているようにも思える。アントワーヌにはぜひ幸せな恋をしてほしいな。三作目を観るのが楽しみ。

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