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『夜霧の恋人たち』

1968(フランス)87分 

監督:フランソワ・トリュフォー

(あらすじ)アントワーヌ・ドワネルは失恋のショックから志願して軍隊に入るが素行不良で兵役不適格者として服役解除される。兵役中に手紙を送っていた恋人のクリスティーヌを訪ねたが、彼女はスキーに行っていて会えない。彼女の父親の紹介でホテルの職を得るが、探偵のアンリにだまされてクビになる。アンリが紹介してくれ探偵事務所で働き始めたアントワーヌは、依頼人・タバール氏の靴屋で店員に化けて従業員を調査し始める。

「アントワーヌ・ドワネルの冒険」ものの第三作目。コミカルで面白かった。サスペンス風味もあるし音楽も印象的。アントワーヌが探偵の仕事を始めたあたりから、急に面白くなった気がする。背の高い女性とのデートシーン、鏡に向かって呪文のように名前を唱えるシーン、片思い中の人妻と初めて2人きりになったシーンが、特に印象的だった。今作では、仕事、友情のような恋、人妻とのアバンチュールなどを経験したアントワーヌ、自作はどんな冒険になるのだろう。そういえば、クリスティーヌを尾行する男の顛末が全く予想外で驚いた。「それぞれの“運命的な愛”に背を向けて、若い二人は結ばれることになるのだが……」という解説文があったのでメモ。

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