港区のスダジイ巡り
先日の巨樹を巡る文京区散歩が思いのほか楽しかったので、翌週も行ってきました。
今回は港区にある2本のスダジイ。
まずは、とある巨樹サイトにて23区内の巨樹8位と紹介されていたスダジイ。
南北線の白金高輪駅から徒歩1分、中学校を右手に見ながら階段を上ってすぐのところにありました。中央に太い幹があり、その根元あたりから無数の枝が上に向かって伸びている様が圧巻。
裏手から見たところ。
右手の根元あたり。
正面から見たところ。
近くで撮っているから上までぜんぜん収まりきらない。
旧細川邸のシイとのこと。幹囲り8.13mはそうとう太い。
遠くから撮った1枚。
中心の太い幹の先は手入れをされていて、鉄板?のようなもので断面を塞いでありました。
(水色っぽい部分)
旧細川邸のスダジイを堪能した後は、次の巨樹を目指してしばし散歩。
途中、白金氷川神社などに立ち寄りながら、港区白金台にある国立自然教育園へ。
こちらがお目当てのスダジイ。園内に入って道順に歩いていくと、割とすぐに登場。
先ほどの旧細川邸のスダジイとは違って幹は細め、そのぶん樹高が高いです。
離れて見るとこんな感じ。周りも大きい木ばかりなので、写真だとイマイチその大きさがわかりませんが、正面に立って見るとなかなかの迫力でした。
そのまま園内を進むと、幹の生え方が一際目を引くマツが登場。
根元あたりで大きくうねりながら、途中からは一直線に伸びているのが面白い。
自然とこんな形になることはそうそう無いと思うので、まだ若いときは当時の人が手入れをしていたと思うんだけど、どうなんだろう。
反対側から見たところ。
(正直、自然教育園ではスダジイよりもこっちのマツの方が印象に残ってる)
これは何の木かわからなかったけど、相当斜めに伸びているのが面白かった。
この木にも言えると思うけど、この自然教育園は敢えて人の手を入れない部分があるようで、他の緑地や公園では見られない成長をしている木々がたくさんあった。
朽ちて倒れた木や、倒れてからずいぶん時間が経っているであろう丸太なんかが、その辺にごろごろ。
ここの木を見ると、今まで見てきた木はけっこう人の手で管理されていたんだなということがよくわかる。