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『家庭』

  • ロンボン
  • 2017年3月31日
  • 読了時間: 2分

1970(フランス)95分 

監督:フランソワ・トリュフォー

(あらすじ)アントワーヌ・ドワネルは26歳、クリスティーヌと結婚し、クリスティーヌはバイオリンの個人レッスン、アントワーヌは人工着色した花を売っている。クリスティーヌの両親との関係も良好で、近隣の一風変わった人々とともに2人は楽しく暮していた。やがて、クリスティーヌは妊娠し子どもが生まれる。花の着色実験に失敗したアントワーヌは、アメリカ資本の水力研究所に転職。その研究所を見学しにきた日本人のキョウコに一目惚れし浮気してしまう。

「アントワーヌ・ドワネルの冒険」ものの第四作目。またもコミカルなのだが、全体がドタバタというかバタバタとした雰囲気で、それが良かった。出てくるのがくせ者ばっかりで面白いのだけど、順調に見えたアントワーヌ達の暮らしが壊れる原因が日本人というのは、ちょっと悲しい気分になった。日本人や日本的な物に対するイメージがすごく偏ってるのは苦笑だけど面白いからいいとして、劇中の日本人同士の会話が不自然すぎて、その部分の方が辛かった。他の洋画でもよくあることだけど。物語の冒頭近く、クリスティーヌの両親との夕食シーン、生徒のレッスン料の未払いについて家族で話すところと、クリスティーヌの妊娠の発覚から子どもが生まれるまでの一連の流れが、個人的にお気に入り。あと、近隣住人たちや、絞殺魔とあだ名される不信な男(本当は芸人)のエピソードも、楽しくて良かった。

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