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『フォー・ウェディング』

1994(イギリス)118分 原題:Four Weddings and a Funeral

監督:マイク・ニューウェル

(あらすじ)女性には不自由していないが結婚には消極的なイギリス男チャールズは、風変わりな仲間たちと出席した友人の結婚式で、アメリカ人女性のキャリーに一目惚れする。披露宴の後、仲間の誘いを断りキャリーの泊まるホテルへ行くチャールズ。その晩、親しくなった2人は一夜を共にする。朝、「婚約発表はいつにする?」というキャリーの言葉を冗談と思ったチャールズ。2人は特に約束もなく別れる。3ヶ月後、またも友人の結婚式で再会するチャールズとキャリー、チャールズは再会を喜ぶが、キャリーは婚約者を連れて来ていた。

リチャード・カーティス特集。この作品は脚本。ヒュー・グラントとのコンビ、1作目。前に観ていて「嫌い」と思ったことは覚えていたのだが、内容はほぼ忘れていた。観て思い出したところ、たぶん、ヒロインの女性像が嫌いだったんじゃないかな。見直してもあまり好きじゃないけど、この作品は原題通り「4つの結婚式と1つのお葬式」を描いたものだから、主人公2人の恋愛だけに注目しているのはもったいないなと反省。愛し合っているが「結婚」はできないゲイカップルと「結婚」できるのに躊躇するチャールズとの対比が鮮やかで、この映画の主眼はそこなのだろう。(イギリスでは2014年に同性婚が合法化されている)あと、「イギリス人だから」「アメリカ人だから」という国民性の違いというか文化的差異がわかると、より面白いのかもしれない。

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