『ウォレスとグルミット/チーズ・ホリデー』
1989(イギリス)23分 原題:A Grand Day Out アニメーション
監督:ニック・パーク
(あらすじ)発明家のウォレスは、愛犬のグルミットに、今度の休暇はどこへ行こうか相談中。お茶をいれるために席を立ったウォレスは、チーズのストックがないことに気付く。「チーズの美味しい所へ行こう」と決めるウォレス、そして「お月様はチーズで出来ている」ということを思い出した彼は、月旅行のためのロケット作りを始める。
同シリーズの派生作品『ひつじのショーン』は観た事があったのだが、『ウォレスとグルミット』シリーズは全くの初めてで、せっかくならばということで第1作目から。監督は1982年に美術学校の卒業制作として作り始め、完成までに6年もかかったらしい。ウォレスはグルミットに英語で話し掛けているが、グルミットは人間の言葉は話さないし、目の動きだけでほとんど全ての感情が表現されているのが素晴らしかった。ウォレスがロケットの設計図を書いているシーンがいちばん面白かった。あと、ラストの落ちの付け方も好き。ディズニー映画の『ウォーリー』を思い出す可愛らしいロボットが、楽しそうに終わって良かった。