『40歳の童貞男』
2005(アメリカ)132分 原題:The 40 Year Old Virgin
監督:ジャド・アパトー
(あらすじ)家電量販店で働くアンディは、フィギュアやテレビゲームを愛するオタクな40歳の独身男性。ある日、職場の同僚たちにポーカーに誘われたアンディは、その席で自分が童貞であることがバレてしまう。それ以来、話を聞いたデビッド、キャル、ジェイの3人は何かとアンディに世話を焼き始める。そんな中、近くで店を営むトリシュが来店し、彼女を接客したアンディは、電話番号を渡される。
ハートウォーミングな話だった。主人公アンディは本当に「いい奴」なので彼が正当な評価を受けるようになっていくのは観ていて気分が良かった。悪友3人組のアドバイスがめちゃくちゃでそれが面白いのだが、なんだかんだ友情が深まっていくのがまた良い。下品で軽いコメディなのだけど、アンディのキャラクターのおかげで一本芯が通っている感じがするというか、やっぱり主演のスティーヴ・カレルがすごいのだろうと思う。最後、急にミュージカル調になるのでビックリしたけど、それは映画『ヘアー』のパロディらしい。