top of page
検索

『高校生のための文章読本』

  • ロンボン
  • 2016年1月10日
  • 読了時間: 1分

梅田卓夫/清水良典/服部左右一/松川由博 編 (ちくま学芸文庫・2015年1月発行)

この本が最初に刊行されたのは1986年3月のこと。

実際に高校生の教材として、工業高校の四人の国語科教師によって編まれたものである。

高校生の頃にこの教材で勉強できたら幸せだろうなと思いながら読んだけれど、

それは大人になった者の感想で、今だからこそ、この本の有り難みがわかったのかもしれない。

日本文学も外国文学も小説もエッセイも色んな文章が入っている。

短いけれどまとまった章になっている散文が、全部で70篇載っていて、

一つ一つの文章に、設問と解説が書かれている。

<文例を読み、設問について考え、解説を読む>を繰り返すうちに、

だんだんと文章の味わい方がわかってきたような気がした。

文章を読むことの奥深さを改めて教えられた。まさに「文章読本」であった。

最新記事

すべて表示
『パルムの僧院』

スタンダール 著/大岡昇平 訳(新潮文庫) 1839年出版 感想というよりメモ ・(あらすじ)イタリア人貴族ファブリス・デル・ドンゴは、ナポレオンを崇拝しワーテルローの戦いに参加するが、何も出来ないまま重傷を負う。ファブリスの叔母サンセヴェリーナ公爵夫人ジーナは、愛人の総理...

 
 
 
最近買った本 2/19

2/17(金)は渋谷の、2/18(土)は豪徳寺・経堂の古本屋でまた本を買ったので 今回もそのメモ。 【渋谷】 ■中村書店 ・池澤夏樹「花を運ぶ妹」文春文庫 ■巽堂書店 ・鈴木大拙「一禅者の思索」講談社学術文庫 ・吉田健一「ヨオロツパの世紀末」新潮社 【豪徳寺】 ■靖文堂書店...

 
 
 
最近買った本 2/18

2/11(土)、劇団「FUKAIPRODUCE 羽衣」のライブを観に下北へ。 ライブ後に数件の古本屋に寄ったので、買ったものをメモ。 ■クラリスブックス ・高橋源一郎『「悪」と戦う』河出文庫 ・スタニスワフ・レム「ソラリスの陽のもとに」早川文庫SF ■古書 明日 ・興津...

 
 
 

Comments


Recent Posts
Archive
Search By Tags

©horobon

bottom of page